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豊胸に失敗しない3つのポイント

シリコンバッグを使わない

豊胸で一番失敗(思わしくない経過)の多いのが、昔なら生理食塩水、今ならシリコンを使ったバッグによる施術です。施術時間の短さや低価格をウリにしていますが、実は合併症のリスクが高いのです。豊富な豊胸施術経験を持つDr.山川が、バッグを使った豊胸術の裏側についてご紹介します。

豊胸の失敗の多くはバックによるもの

豊胸の失敗部位別写真

「豊胸のよくある失敗ベスト10」を分析してみると、
その多くがバッグを使うことに起因していることに気づくと思います。

バックを入れた人の10人に1人は「カプセル拘縮」を起こすと言われています

カプセル拘縮

人間の体の防御反応として、バッグのような「異物」が体内に入ってくると、バッグを取り込むように膜を作り、押し出そうとします。するとバスト全体が固くなり、形がいびつになってきます。これが「カプセル拘縮」です。どんなに経験のあるドクターでも、これは避けられません。
欧米の女優などで、自然に谷間が寄らず、いかにも固そうなバストをしている女性を見たことはありませんか? 症状が進むと、すでに見た目からカプセル拘縮がわかってしまう状態になります。

カプセル拘縮を「体質によって起こる」と説明するドクターがいますが、片側しか拘縮しない患者さんもいます。日本では年間約2万件のバッグ豊胸が行われているとされますが、毎年約2千人がカプセル拘縮を起こしている計算になります。
あなたがその一人にならない保証はありません。

コラム

ドクターなら知っている「カプセル拘縮」診断基準※放っておくと段階が進みます
  • 第1段階
    バスト本来の触感より固いものの、見た目は普通のバスト。
    皮膚が張っている状態にも見える程度で、本人も気づかない場合が多い。
  • 第2段階
    触感は明らかに固くなってきたが、見た目は普通のバスト。
    だが谷間が寄らなくなり、本人も自覚。パートナーから指摘を受ける場合も多い。
  • 第3段階
    触感が固く、見た目にもいびつになってくる。
    人に見られたり触られたりするのを避けるようになる。
  • 第4段階
    固いだけでなく痛みもあり、見た目にもゆがんでいる。
    人に見せられず、痛みで触られたくないため、性生活が困難に。

「カプセル拘縮」診断基準 挿絵

カプセル拘縮の診断には、「ベッカーインデックス」という分類法が使われます。
カプセル拘縮を起こすとバッグを取りだす以外に方法はなく、伸びた皮膚の処置などで新たに再手術が必要になってきます。一度カプセル拘縮を起こすと、拘縮した組織を摘出しても、バッグを体内に入れている限り、再度拘縮を起こす可能性が極めて高くなります。

バッグの不自然さや破損、心理的負担も大きな問題

カプセル拘縮がなかったとしても、バッグの不自然さに悩んでいる人は多いようです。
もともとバストの脂肪が少ない人が豊胸術を受けるのですからどうしてもそれは避けられません。
アメリカでバッグを入れる豊胸術が盛んなのは、日本人と違い、ある程度の乳腺組織や脂肪がある方が、さらに大きくしようとするケースが多いためです。日本人に比べ、ベースが大きいので、バッグの不自然さがあまり問題になりません。
しかし、日本で豊胸術を受けようとする人のほとんどは、Bカップかそれ以下。
上に乗っている組織が少ないのですから、どうしても皮膚の上からバッグそのものが触れてしまいます。これはどんなに柔らかいバッグを使用しても変わりません。

適しているケース/適さないケース

また、もともと胸が小さい人は、バストの皮膚にも余裕がありませんから、バッグを入れると皮膚がパンパンに張りつめて、ゴムボールのような固さが残ってしまいます。
もちろん胸を寄せることもできませんし、寝ても自然に流れるバストにはなりえません。
血液の流れていない胸は、冬には冷たく感じます。それでも、洋服を着ている状態できれいなバストのラインは出るでしょう。しかし、触られればまずわかってしまいます。またバストの感覚の麻痺や知覚過敏、異物感や温度の冷たさによる心理的負担から、抑うつ状態になる患者さんの多さも無視できません。

それではどうしてバッグを勧められることが多いのでしょう?
それは、やせ型の人は、脂肪注入に必要な脂肪を確保することが難しかったからです。

コラム

バッグを入れたバストは、一生抱える爆弾のようなもの

美容外科の施術の中で、1年以上経ってから不具合のクレームが来る可能性があるのは、ほぼ豊胸バッグだけだといわれています。施術を受けたクリニックに症状を訴えても、「マッサージをがんばって」とはぐらかされたり、「先生がもういないので対応できません」とアフターケアを断られたりして、駆け込んできた患者さんをたくさん見てきました。

カプセル拘縮がなく快適に過ごせたとしても、数年から数十年後に、バッグは必ず老朽化や破損の問題に直面します。非常に珍しいケースではありますが、破損したバッグから流れ出したシリコンが足にたまってしまった患者さんのオペを担当したこともあります。
術後のリスクを考えるなら、バッグを使った豊胸は極力避けることをお勧めします。

シリコンバッグの取り出し依頼が増えている

前述のように、シリコンバッグを入れたものの、問題を抱えていらっしゃる方は多くいらっしゃいます。しかしバッグを取り出すと、いきなり豊かだったバストがしぼみ、周囲の人にばれてしまうのではと心配して、踏み切れない方も多いようです。

次項では、このようなケースでもシリコンバッグの取り出しと同時に、自分の脂肪の注入によって再び豊かなバストを手に入れられる新治療を紹介いたします。

シリコンバッグのトラブル症例

シリコンバッグによって生じたトラブルの症例の一部をご紹介します。
シリコンバッグは、些細なものから深刻なものまで、いつでもトラブルと隣り合わせであることを十分に理解しましょう。

Case

  • トラブル症例1
    シリコンバッグがカプセル硬縮を起こしてしまっている状態です。
    見た目も触った感触もテニス硬球状になってしまっています。
    異常な状態であることは明白です。
  • トラブル症例2
    カプセル硬縮を起こしたり、痩せ型の人が無理にサイズの合わないシリコンバッグを入れると、シリコンバッグの形が浮き出て来てしまいます。そのため、寝ても流れずこのように不自然な状態になってしまいます。
  • トラブル症例3
    シリコンバッグの輪郭が浮き出てアンダーバストが二段になってしまった状態(リップリング)です。 硬縮が起きなくても、このようなシリコンバッグ特有のトラブルはいつでも起こり得るものです。

このようなリスクを回避するためには!

  • 1.病院ではなくドクター選び
  • 2.シリコンバッグを使わない
  • 3.やせ型にも適した新治療

上記の3つのポイントが重要です