アクアフィリング豊胸に関する重要なお知らせ
米国、韓国では、安全面への配慮から豊胸目的でのアクアフィリング(アクアリフト)の使用に慎重な立場がとられています。豊胸手術をご検討の際には、十分に注意してください。
- ヒアルロン酸
- アクアフィリング
(アクアリフト) - バッグ
- 脂肪注入
- 脂肪幹細胞注入
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- 豊胸手術でヒアルロン酸やアクアフィリング(アクアリフト)、または脂肪を1カ所にまとめて注入したり、大量に注入することによるしこりのほか、脂肪注入で定着しなかった脂肪が石のように固く石灰化してしまう失敗例もあります。また老朽化が進んだバッグが、卵殻状に石灰化する場合も。
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- 実は、バストにバッグを入れた人の1割は「カプセル拘縮」を起こし、バストが変形します。また技術の伴わないヒアルロン酸注入によるしこり、脂肪注入による石灰化なども、左右いびつな形の原因になります。
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- 老朽化や「カプセル拘縮」により圧力がかかってバッグが破けると、再手術が必要です。現在のバッグの内容物は体に害のない素材が使われていますが、破れたまま放置したことによって、皮膚の下に浸潤した内容液で炎症を起こしたり、皮膚を突き破ったりする失敗例もあります。
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- 豊胸の素材の感触は、柔らかい順に【1】脂肪注入→【2】バッグ→【3】アクアフィリング→【4】ヒアルロン酸です。ヒアルロン酸は即効性がありますが、ドクターの注入技術によっては"たくましい胸板"になってしまう場合も。ヒアルロン酸より柔らかいと言われるアクアフィリングも、しこりになることがあります。またバッグを入れた後の「カプセル拘縮」も硬さの大きな原因です。
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- 皮下脂肪の少ない人がバッグを入れると、バストの外周にリップリング(触るとバッグのふちの感触が分かる現象)やウェイビング(波打った感触)を感じるケースがあります。豊胸手術前の肌質・脂肪・乳腺の適性チェックが大切です。
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- バッグやヒアルロン酸、アクアフィリングを入れた後に「表面の温度が冷たい」「寝た時にバストが自然に流れない」「しこりになった」と異物感に悩まされ、中には抑うつ状態になり豊胸手術後、数日で取り出してしまう患者さんもいます。ドクターのカウンセリングが欠かせません。
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- 脂肪注入の場合、ドクターの技術が伴わず、脂肪吸引した部位が凹凸やしわになってしまったという失敗例もあります。特に幹細胞注入は脂肪の量が必要なので、無理して吸引すると、周囲との差が目立つことも。ドクター選びが重要です。
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- バッグは脇の下やアンダーバストを少し切開して入れます。通常は傷跡が徐々に白くなり、消えていきますが、患者さんの肌質やドクターの技術によっては傷が消えずに残ってしまうという失敗例もあります。
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- 脂肪注入による豊胸手術の術後2週間以降に痛みや赤み、腫れが出たら要注意。注入した脂肪細胞が血管から栄養を吸収できなかった場合は壊死してしまい、しこりのリスクが発生します。また、感染症から脂肪壊死が起こっているケースもあるため、エコーで確認する必要があるでしょう。
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- バッグによる豊胸手術の際に神経を傷つけたり、入れた後に「カプセル拘縮」を起こすと、乳首の感覚が鈍くなる、あるいは逆に「触られただけで痛い」という知覚過敏や、しびれが残る失敗例があります。